子育て世代。

子育て世代が社会で活躍するためのハードルはソーシャルメディアによって低くなってきていると思う。

両親ともが全力でこれまで同様の仕事を続けるのは大変なこと。でも、経済構造のせいでせざるを得なかったり、それを自ら望む人も多い。

街づくり活動をしていると、ソーシャルメディアが無かったら確実に子育て世代の私は活動に参加できなかったと思ってしまう。
ソーシャルメディアのおかげである程度、私の素性や想いや声色、性格、人格が初対面の方にも伝わっている。だから会うとすぐに本題に入れる。

日々、様々な想いやプロジェクトの構想を公開することは自分の居場所を守るためなのかもしれない。

若い人、子育て前の人、子育てを片親に任せた人、子育てが終わった人、退職した人、ずば抜けたバイタリティを持つ人、でなければなかなか街づくりに参加できなかったソーシャルメディア前の時代が日本にはあったのではないでしょうか(断定はできませんが・・)?

その方達が、今も多くの「会議」を平日の日中や毎日、毎週と繰り広げる。

顔を合わせて「決定を下す場」は必要だと思う。それを会議とすべきだと思う。
もちろん、ブレインストーミングやワークショップは必要で楽しむ場として参加したい。
ただ、闇雲に「集会」を開かなければ、参加しなければ街が創れないのであれば、「この街でこどもを育てたい」と言われる街には到底なれないと思う。

これは子どもがいなかった頃には想像もしなかったこと。
子どもが小学生になる頃には私も40歳を超える。

私の街づくり活動は、40歳からスタートすることを昔は想定していた。
偶然にTwitterに出会い、私は仙台に住みながら秋田、横手市の街おこしを始めた。
長男がまだ6ヶ月の時だ。
これは偶然ではなかったのかもしれない。
31歳で街づくりに関われるようになったことに本当に感謝している。

いつの日かプロジェクト単位で心が通う仲間と最高のパフォーマンスで仕事を楽しめる社会を小さくていいから創りたい。
そのホームグラウンドを横手に置いて。
インターネットはきっとその支えにいずれなる。

そのためには、自らの成長を止めないことだ。
20年後にはiPad nativeの子ども達が私を必要としてくれるかもしれない。世界のどこにいても。

その時も私は彼らに寄り添って生きたい。