多様性をつなぎとめるもの

多様性をつなぎとめるもの。
それはいったいなんなのか。

熱?
楽しさ?
笑顔?
目標?
数?
箱?
肩書き?

最近は、これまで全く見ていなかったテレビを見ることが増えた。もちろん、つまらない番組も多いがボーっと見入っている自分がいる。家族とスーパーマーケットに買い物にも行く。ぼんやりとレジに並ぶ自分、他人を客観的に見ている。この視界に入るほとんど全ての人は他人であり、同じ市民であるという事実にとても不思議な感覚を覚えた。

多様性をつなぎとめるものは

「仕事」

なのではないだろうか。

仕事とはその社会に必要とされ続けなければ存在できない代物。多様な人々が「必要とされる」ことを前提として共に活動する。多様性を保ち、持続可能なものにするためには「仕事」が必要だ。「お金」ではない。仕事なんだ。

これまでの「会社」と呼ばれる形態が望ましいかは分からない。今後、必要とされる「速度」に対応できる集団であることが重要だと思う。この街で必要なこと。世界が求めていて、私達が応えられること。その両側面から考え続けなければならない。

_DSC9920.jpg

NikonD600 AF-S NIKKOR 50mm f/1.8 – ISO100  f/2.0 1/4000 sec –

広告

コミュニティデザイン

カンブリア宮殿でコミュニティデザイナーの 山崎 亮 さんの活動を学んだ。

共感できること。異なること。それぞれが見えてきた。

彼は

  • 地縁、地域の縁で結びついていくコミュニティが成立していたのがなくなってきた。
  • 今、どういうふうに結びついていくかというと「興味」、「テーマ」といってもいいかもしれないが、自分の好きなテーマだったら結びつきたいと思える
  • 隣近所の人ではないが、鉄道が好きだからその人同士が集まってきて話をする
  • こういうテーマ型、興味型で集まるコミュニティの人たちの力を自分たちだけで楽しむのではなく「それをデパートでやってくれるとそういう人が来ますよ」とか「町中でやってくれたら同じ興味の人たちが集まりますよ」ということを言ったりすることが仕事

というようなことを話していた。

ものすごく共感する。町内会や隣近所であることももちろん人をつなぐ1つの要因ではあるが、それが全てのルールや自分の所属を決めるという流れは途絶え始めている。興味で集まり、強みを発揮して自らを活かしていく、そういう事例が沢山地方には見られるようになっているのではないだろうか。

山崎さんは言う

「地域活性化」というと難しいけれど「人の活性化」をし、そういった人が増えることで地域活性化となるのではないか

と。彼は町の人々の話を傾聴し、時間をかけて街に変化を生んでいくスタイルなのだ。

僕は彼の著作「コミュニティデザイン」を読んだことがあるが、実はあまり興味を惹かれなかった。というよりも、これは私がやれることではなく、こういった人たちと一緒に動くプレイヤーが私達なんだと思ったからかもしれない。この本を読んでも、自分が明日、何かにこの知識を活かすことはできなかったのだ。ただ、横手に来ていただきお話をしてみたい、そう思った。

とブログを書いていたら、なんと本日、佐賀県武雄市で樋渡市長と山崎さんの対談があったようだ。
その感想を、 杉山 隆 さんがFacebookに書かれていました。

その中で「樋渡さんは見えないものを見せる」「山崎さんは見えているものをより良くする」に力を注いでいるというようなことを書かれていました。スピード感が違うことももちろんですが、なるほどなぁと思いました。

コミュニケーションデザイナーの梅原 真さんも山崎さんと同じようなスタイルかもしれない。お二人とも尊敬するデザイナーですが、私にはなれないのもすごく分かっています。なぜなら、私は「見えないものを見せる」ことを場づくりを通して行なっていて、それが好きだからです。「分かりにくいものを、分かりやすく話す」ことが私の目標でしたが、そこには「見えるプロトタイプ(小さな結果)」が必要なのだということも身をもって体験して来ました。

なんだか、すっきりしました。私のやりたいことが分かってきました。
_DSC0308.jpg

NikonD600 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II – ISO100 f/2.8 1/640 sec –