正しさ

昨夜は兄弟げんかで大泣きする息子に寄り添い眠った。眠くて、イライラして、妹が片付けしないで、自分が片付けさせられていることに怒る息子。何で妹は片付けないのか、と。
片付けが苦手なのは父のせいだろう。怒られるから片付けているだけ。だから、妹は怒られるべきだ、と息子は主張する。明日になっても妹を許さないと荒げる。
辛抱強く片付ける目的を息子と考える。怒られるからじゃない、次に気持ちよく使えるために片付けるんだよ、と。
このままだと「注意する人」である親が居ないところでは片付けなくなってしまうのかもしれないという不安を抱いたから、私はずっと抱きしめながら伝えた。正しさで他者を裁く人生に幸せは訪れないと思うから。
おそらく、ただ眠くてイライラしていただけだろうけど、今晩、息子と一緒に眠ったことはずっと忘れない。
枕に顔をうずめて「明日、仲直りするよ」と言って彼は眠った。
豊かな日常。